3月24日(日)


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3月24日ヌーンレポート

位置:29-51.4N 140-21.5E
船内時刻 2019/03/24 12:00
日本時刻 2019/03/24 12:00
天 候
海水温度 (℃) 20.4
風 力 4
風 向 北北西
気 温 (℃) 18.4
気 圧 (hPa) 1018.0
風 速 (m/s) 7.1
波 高 (m) 2.0


昨日、21:00⇒20:30とする時刻改正を行いました。本改正をもって日本時刻と一致しました。
現在、孀婦岩の北東約10海里付近を順調に航行中です。

本日の昼食はシャケ親子丼、厚揚げの煮物、しじみ汁です。


団役員レポート
後藤貴志 団役員

研修44日目となった本日は、低気圧の関係で海が時化ており、研修生たちは一日中船内での研修を余儀なくされました。

本日のスケジュールは一部変更となり、午前中にそれぞれの居室の床磨きを含む清掃が入り、午後にクラブ活動の成果発表の場が設けられました。居室の清掃については、帰港日前日の26日の午後に大掃除が予定されておりましたが、研修が後半になるにつれて研修生たちにも気の緩みが出てきており、居室の整理整頓がおろそかになっていたことから、望星丸乗組員と団役員と協議の結果、急遽実施されました。

午後のクラブ活動成果発表には、海洋観測部、写真部、音楽部の3つのクラブの発表がありました。海洋観測部からは、探鯨班と水質調査班からそれぞれの観測結果についてプレゼンテーションがなされ、写真部はこれまでの寄港地での写真コンテストの発表及び表彰、音楽部からは曲の演奏披露がありました。

研修日数が少なくなり、公式行事もFW(Farewell)パーティーを残すのみとなりました。本日も急遽清掃業務が入りましたが、団役員は、研修生の慣れからくる気の緩みに注視しております。日本が近づくにつれてこれから波も高くなり、黒潮を超える時は船の揺れもピークを迎えます。船酔いによる体調不良ももちろんですが、気の緩みからくる怪我等が発生しないように、98名の研修学生全員が無事に健康な状態で横浜港に帰港できるよう、最善の努力をしてまいります。


1班レポート
勝岡夏那 橋本明季 小菅穂菜水 大村真優 小川夢乃 羽富綺心 武智愛寿佳


いよいよ横浜港入港まで残り3日となりました。波が高く船が大きく揺れるため、再び船酔いに悩まされる学生が出始めました。1班は今日、研修航海最後の食事当番でした。船酔いに苦しむ研修生が増えたことで朝食を摂る人数が少なくなり、そろそろ一番恐れていた黒潮が近づいてきたと感じています。食事は昼食に鮭のフレークとイクラがのった鮭の親子丼、夕食に竜田揚げが出て今日もおいしく食事をとることができました。しかし揺れが強いため水や汁がこぼれたり、椅子に座りながらもバランスを取りながらの食事に少し疲れも感じました。
午前中は急遽、研修生の生活する各居室の掃除を行いました。大掃除が別日に予定されていますが、掃除してみるとこの47日間でだいぶ汚れていたことが分かるほど、床などが真っ白にピカピカとなりました。綺麗になった部屋にすっきりした気持ちの一方で、少し寂しさも感じています。午後は明日のFarewell Partyの担当以外は特に予定もなかったため、それぞれのんびりと時間を過ごしました。私たち1班には4年生が2人いるのですが、夜には他5人でその卒業生二人を送る会を開きました。ここ数日でメッセージカードを作ったり、部屋の装飾をしたりしてサプライズで行いましたが、事前研修から本研修、そして今日までを振り返りながら話に花を咲かせ、楽しい時間を過ごすことができました。
船酔いに苦しんだメンバーもいましたが、一度も日本に早く帰りたいと思うこともなく、今思えばあっという間で、充実した毎日を船上で送ることができたと感じています。班員と過ごした日々だけでなく、幅広い学部学科の他の研修生との時間も新鮮で、船に乗る前によく聞いた『一生の友達ができる』の意味がよく理解できました。今回の航海日誌で1班の日誌は最後となりますが、事前研修から今日までを振り返ってこの海外研修航海に参加を決めた私たちの判断は間違っていなかったと確信しています。
この航海に携わった事務の方々、団役員の先生方、両親、乗組員や練習生の方々、そして研修生の仲間に感謝しています。残り2日間となってしまいましたが最後まで安全に楽しく、無事に横浜港へ入港できるよう過ごしたいと思います。


孀婦岩を背景にブリッジで記念写真

フットサル部の表彰(活動成果発表)

海洋観測部成果発表

音楽部による演奏(活動成果発表)


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※地図はTissot indicatrix world map equirectangular proj.svgを改変して使用しました。