2019年3月8日 2日目(サモア国立大学訪問)

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サモアでの地上研修も2日目を迎えました。本日午前中は、サモア国立大学を訪問して、現地大学に通う学生さん達と交流するプログラムが組まれています。そちらの様子を順次お届けします。

今日の大学交流では、サモアの民族衣装を着用して、相手国に対する礼を尽くします。女性はパレオを、男性もラバラバと言う1枚布を腰に巻いたスタイルで行きます。

現地の方々は、これにビーチサンダルを履いて普段街を歩いています。

今回の研修団が準備した女子学生用のパレオは3種類の柄行きで、男子学生用は茶色の無地で揃えています。

サモア国立大学は丘の中腹にあるので、埠頭から大学までは僅か10分程度ですが、バスで移動することにします。

点呼を済ませ、バスに分乗してサモア国立大学に向かいます。今から始まる学生交流に期待も膨らみ、満面の笑顔ですね。

男子学生も普段は身に纏わない巻スカートのようなラバラバを履いてます。なんだか足元が涼しくて、そして(腰で縛っているだけなので)なんだかはだけて落ちそうな感覚にドキドキですね?

「ファレ・サモア」と呼ばれる伝統的な丸い屋根の集会場で、歓迎の儀式はおこなわれました。敷いたゴザの上に裸足になって上がり、足を組んで安座の状態で着席します。

正面にはホスト役でもある大学の学長をめ、学部長やこの儀式を取り仕切る教職員スタッフが着座しています。

中央の女性の前には足つきの丸い桶のようなものが置かれています。この中にava(アヴァ)と呼ばれる液体が入っています。

本日のホスト、サモア国立大学学長(緑のシャツ)先生から、歓迎のお言葉をいただきました。

ゲストサイドには研修団が並びます。最前列に研修団役員と小菅学生長が座りました。

サモア語によるスピーチが順番に進んでいきます。ここでは古くから書く文化というよりも、話すことで伝承する文化だそうで、スピーチする力量が求められるのだそうです。

Avaの作り手が会場右手に並んでいます。コスチュームが素晴らしいです。

厳かで伝統的な儀式を見学する機会など、そうそう多くはないと思います。全てがサモア語で進められるので、目でしっかりと見て学んでいます。

ココナツカップに入れられたAvaは、上位者から順次いただいて行きます。飲む前に『マヌイア』と一言添えます。

本学から日本人形「藤娘」を記念にプレゼントいたしました。セレモニーが終わって、いよいよ文化交流です。

まずは、サモア国立大学から伝統的な舞踊を3曲、披露していただきました。女性のしなやかさと、男性の力強さが表現されていて、学生たちにとても感度を与えてくれました。

さて、ここからは東海大学からのダンスパフォーマンスです。

まずは1曲目。おなじみの曲ですが、この振り付けが特徴的ですね。

J−POPの軽快なリズムに乗って踊るダンスに、サモアの学生さんもノリノリでした。

続いて2曲目です。

この年代の若者にとって、『ヨサコイソーラン』はおなじみのレパートリーですね。

一糸乱れぬ揃った動きは感動です。タヒチ出港後から練習を開始したパフォーマンスですが、完成度がとても高いです。十分に練習した成果が現れていました。




次のプログラムは、スポーツ交流です。言葉はあまり通じなくても、簡単なゲームを通じて触れ合うことで、両大学の学生たちの距離はぐんぐん縮まります。


全てのプログラムを終え、ランチを食べながら交流が続きます。お互いに連絡先を交換したり、SNS-IDを教えあったり。ランチタイムがあっという間に過ぎていきます。




最後に、ファレ・サモアの前で参加者全員の写真を撮ってサモア国立大学を後にしました。個人旅行では決してできない素晴らしい経験だったと思います。研修航海ゆえの大規模交流のおかげですね。

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