2019年2月21日 イースター島を出発

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イースター島ハンガロア沖に錨泊中の望星丸は、2019年2月21日19時00分(現地時間)に抜錨し、次なる寄港地であるサモア独立国のアピアに向けて出発しました。

モアイ像作りを体験した学生たちは、もうお腹ペコペコです。右側で給仕しているのが、”食事当番”という役割で、研修学生全員がローテーションしながら担当します。

さてと、今日の夕食はなんでしょうか? メインディッシュは、舌平目のムニエル、ほうれん草のバターソテーとホワイトアスパラ添え。サラダには、ローストペッパーポークが載せられています。

学生食堂に並べられた食事を、順次トレーに載せてもらって席に着きます。配り終えて、それでも余ったおかずは、お代わり自由? それともじゃんけんでしょうか?

一方、陸上側では出港の準備を着々と進めています。出入国管理官と船舶代理店がいつもの通船に乗って、望星丸まで大切な書類を届けに行きます。

この書類を簡単に表現すると、「私達は正しい手続きでもって前港を出発しました。なので、決して怪しい所から来たのではないので、あなたの港に入港させて下さいね。」とのお墨付きのようなものです。

書類を届けた係官も下船し、望星丸から離れます(写真左手の海面上の小さなボート)。そして、望星丸のメインタラップは揚収されました。

ファンネル(煙突のこと)から黒い煙が出ました。さぁ、いよいよ出発の時がきました。

左回頭して方向転換。針路を次港に向けて出発進行。

望星丸はみるみるうちにその船影が小さくなっていきます。陸地で見送るスタッフの頬に一筋の涙が伝います。3月7日、サモアまでの航海を、大いに楽しんでください。

望星丸の消えた海上。大きく手を振り続け、いつまでもいつまでも見送りました。


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