3月9日(土)


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3月9日ヌーンレポート

位置:13-49.6S 171-45.7W
船内時刻 2019/03/09 12:00
日本時刻 2019/03/09 07:00
天 候
海水温度 (℃)
風 力 4
風 向
気 温 (℃) 29.0
気 圧 (hPa) 1012.0
風 速 (m/s) 6.5
波 高 (m)

現在、サモア独立国アピア港に停泊中です。船内外異常ありません。
本日は選択研修ののち、16:00に出港予定です。

本日の夕食はブリ西京焼、豚角煮、わさび菜のおひたし、白飯、汁物です。

現地スタッフレポートもご覧ください

団役員レポート
鷹取勇希 団役員

本日は、朝から選択研修をおこなったのち、サモア独立国(アピア港)を出港しました。本学海外研修航海でサモア独立国を訪問したのは過去三回、今回の訪問で四回目となりました。研修団は三日間滞在し、一日目はグループ別研修をおこないアピア市内散策を、二日目にはサモア国立大学(National University of Samoa)を訪問したのちグループ別研修をおこないました。滞在最終日となった三日目は、選択研修をおこないました。団役員を含め、研修団は三つのグループに分かれ、サモア独立国の自然にふれ、文化や歴史を学びました。

「生活体験コース」では、「サモア文化村(Samoa Cultural Village)」を中心に研修をおこないました。伝統的な儀式で提供される「アヴァ(カヴァ)」の試飲やポリネシア諸国の伝統文化の一つ「タタウ(タトゥー)」を掘る場面の見学、木彫りをはじめとする伝統民芸品の製作過程などを見学しました。「歴史文化理解コース」では、作家ロバート・スティーブンソンの住居を博物館として残した「スティーブンソン博物館」の見学を中心に、ハイキングがてら哀山バエア山にあるスティーブンソンのお墓へ行きました。「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」の作者として知られるロバート・スティーブンソンは、サモアを心から愛し、現在でも地元民の間でサモアの語り部、通称“ツシタラ”として尊敬されています。「自然体験コース」では、アピアから南東へバスを走らせラロマヌビーチを見学したのち、コースのメインでもある「トスア・オーシャン・トレンチ(To Sua Ocean Trench)」へ向かいました。「トスア」は首都アピアのあるウポル島の南岸に位置する天然プールで、その息をのむような美しく神秘的な光景は近年多くの観光客に親しまれています。その後、昼食として「Sinalei Reef Resort & Spa」へ立ち寄ったのち帰船しました。研修生は各々が選択したコースでサモア独立国の豊かな自然にふれ、異文化の中でさまざまな経験をし、充実した時間を過ごしていたようです。

余談になりますが、今回寄港したサモアをはじめ、先日寄港したタヒチやハワイなどのポリネシア諸国では、タトゥーの文化が伝統的に人々の間で根付いています。一見すると一種の芸術作品のようにも感じられる多種多様な柄は、ときに自民族のプライドを表し、ときに先祖との強いつながりを表します。ポリネシアの人々にとってのタトゥーは、まさに自らの在り方を象徴するシンボルのような存在といえるかもしれません。異なる価値観や文化背景をもつ我々にとってはなかなか理解の難しいものかもしれませんが、海外研修航海を通してさまざまな文化にふれることで多様な文化の在り方や人々の価値観を知ることができればよいと思います。


14班レポート
萩谷絃希、五十嵐健人、萩谷龍成、高橋伸之介、梁川裕也、増井康晃、西口大嗣


今日は3番目の寄港地であるサモアの最終日でした。選択研修では生活体験、歴史文化理解、自然体験のそれぞれのコースで現地の生活を体験したり、博物館に行ってサモアの歴史や文化を学んだり、サモアの自然を体験したりしました。コースごとに内容は異なりましたが、皆楽しんでいるようでした。
また医療班の島村先生がサモアで下船をするということで皆、別れを惜しみつつ登舷礼を行いました。登舷礼では事前指導で教わったことをしっかりと実践できていてよかったです。これからは金先生が私達の健康をサポートしてもらうので仲良くなりたいです。
海外研修航海も最後の寄港地であるミクロネシアのポンペイに向けて動き出しました。これからは赤道祭や洋上卒業式などのイベントが盛り沢山なので思い出をたくさん作っていきたいです。


選択研修(生活体験コース)

選択研修(歴史文化理解コース)

選択研修(自然体験コース)

ポンペイ島へ向け、アピア港を出港しました


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※地図はTissot indicatrix world map equirectangular proj.svgを改変して使用しました。